「あと10年早ければ」 宮本恒靖氏も憧れるガンバ大阪の新スタジアムに見る未来

新スタジアムのもう一つの目的

――日本の多くのスタジアムは街から離れたところにあって、試合がない日は閑散としています。でも、ガンバの場合は商業施設「ららぽーと」が近くにあるので、試合がない日でもにぎわいそうですね。

宮本「最近、提唱されているのが”スタジアムを核とした街づくり”です。先ほど話したスタジアムがお金を生むということともつながるのですが、ガンバのようにスタジアム周辺にショッピングモールがあったり、テーマパークがあったりして、相互にお金が落ちるようにする。そうすることで地域全体の活性化につながります。あとは屋根にソーラーパネルがついていたり、備蓄倉庫があるなど、災害時に地域の防災対策機能の役割を果たすそうです」

――バルセロナに行った人はカンプ・ノウ、ロンドンに行った人はエミレーツ・スタジアムの見学ツアーに行くなど、ヨーロッパでは、スタジアムが観光スポット化している例もあります。

宮本「ガンバとしても外国人の観光客を呼びたいという考えもあるようです。大阪の場合、関西国際空港が南の方にあって、そこから心斎橋、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)、大阪城と”北上”していくのですが、そこから京都などに行ってしまう。万博記念公園などがある北エリアに訪れる観光客が少なくて、あまりお金が落ちていなかった。ヨーロッパのように、サッカーのスタジアムは観光客が足を運ぶ一つのフックになります。経済効果をもたらすものとして大阪府も期待しているようです」

 

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