「日本で何が起こったのか?」 レアル撃破の“大金星”に海外再脚光「フィーゴをマークするのは…」

2000年のトヨタカップ(現クラブW杯)でボカはレアルと激突【写真:Getty Images】
2000年のトヨタカップ(現クラブW杯)でボカはレアルと激突【写真:Getty Images】

元ボカDFマテジャンが振り返る当時のトヨタ杯 「フィーゴと対面する際の秘訣は…」

 アルゼンチン人DFアニバル・マテジャンは2000年当時、南米王者ボカ・ジュニアーズの一員として日本で行われたトヨタカップで欧州王者レアル・マドリード撃破に貢献した。アルゼンチンメディアは「マテジャンは日本でフィーゴをマークするのはどのようなものだったのかを回想」と見出しを打ち、当時を振り返っている。

 現在のクラブ・ワールドカップ(W杯)は、1980年から2004年までトヨタカップとして欧州王者と南米王者の一本勝負で“世界一”のクラブを決定していた。2000年はボカが2-1でレアルを撃破し、大会を制している。

 アルゼンチン紙「エル・イントラシエンテ」は「マテジャンは日本でフィーゴをマークするのはどのようなものだったのかを回想」と見出しを打ち、アルゼンチン放送局「ムンド・ボカ・ラジオ」のインタビューを引用。当時レアルで背番号10番を背負っていた元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴとのマッチアップを振り返っている。

 記事では「日本での試合で何が起こったのか? なぜボカは世界最高のチームを打ち負かすことができたのか?」と取り上げ、マテジャンのコメントを紹介。「10度攻撃しても1度もネットを揺らせないこともあれば、3度の攻撃で2度のゴールを奪うこともある」と当時の戦い方について言及している。

「フィーゴと対面する際の秘訣は、毎日トレーニングして準備し、ああいう試合に備えることだ。決して簡単なことではない。キャリアの全てを費やして準備を重ねても、失敗する可能性がある。ただ、あの時は私の出番だった。最も難しい任務の一つとなったが、当時は若く、失うものはなかった。当時のエースはフィーゴだったので、可能な限り研ぎ澄まされたプレーに徹した」

 当時のレアルは“銀河系軍団”として元スペイン代表FWラウール・ゴンザレス、同GKイケル・カシージャス、元ブラジル代表DFロベルト・カルロスら擁するタレント軍団だった。マテジャンが“フィーゴ封じ”を完遂したことが、ボカの大金星に繋がったのは間違いないだろう。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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