レアル時代「日本戦で主人公だった」 元コロンビア代表FW、麻薬密売逮捕に海外衝撃

かつてレアル・マドリードなどでプレーした元コロンビア代表FWでエドウィン・コンゴ氏【写真:Getty Images】
かつてレアル・マドリードなどでプレーした元コロンビア代表FWでエドウィン・コンゴ氏【写真:Getty Images】

レアルなどに在籍したコロンビア人FWコンゴ氏、日本戦の活躍にスペイン紙注目

 かつてレアル・マドリードなどに在籍した元コロンビア代表FWでエドウィン・コンゴ氏が12日、コカイン密売関与でマドリード警察に逮捕された。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「日本戦で主人公だった」と驚きとともに伝えている。

 現在43歳のコンゴ氏は、1999年に母国オンセ・カルダスからレアルへ移籍。2002年までレアルが保有権を持っていたものの、その間にバジャドリード、ヴィトーリア・ギマランイス、トゥールーズへ期限付き移籍を繰り返し、最終的にレバンテへ完全移籍した。

 2009年に33歳で引退していたコンゴ氏だが、麻薬密売に関与した疑いで逮捕されたという。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「奇妙なのは、麻薬密売の疑いでニュースとなったコロンビアのアタッカーは、2002年にレアルの一員として対戦した日本戦で主人公だったということだ」と驚き交じりに伝えた。

 日韓ワールドカップを控えた2002年5月7日、日本代表はレアルと対戦。サンチャゴ・ベルナベウで行われた一戦で、日本代表はFW柳沢敦、MF稲本潤一、DF宮本恒靖ら当時の主力クラスが出場した。一方のレアルは、元ブラジル代表DFロベルト・カルロスら数人の主力級が出場するも、それ以外は去就が不透明な若手らを起用。そのなかで先発出場したコンゴ氏は前半26分にゴールを叩き込み、レアルの1-0勝利に貢献していた。

 記事では「コンゴはレアルで公式戦デビューしなかったが、親善試合には出場することができた」と指摘。そのなかで「主役」となった日本代表戦を紹介し、「コンゴは日本のミスに乗じて、勝利を呼び込む唯一のゴールを決めた」と記している。逮捕された元コロンビア代表FWがレアル時代に輝きを放った数少ないシーンに脚光を当てていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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