英雄クライフの息子がペップの去就に苦慮 「伝統あるマンUに行くべきだった」
恩師の息子はかつてのチームメート
「トータル・フットボール」を体現したオランダの英雄の息子で、FCバルセロナのOBでもあるジョルディ・クライフ氏が、来季より3年契約でマンチェスター・シティに行く事が決まっているペップ・グアルディオラ監督について「ペップはマンチェスター・ユナイテッドに行くべきだった」と主張している。英地元紙「デイリーエクスプレス」が報じた。
「私はマンチェスター・ユナイテッドを指揮するペップを好む。(マンUは)マンチェスター・シティより伝統がある」
赤い悪魔は現在ルイス・ファン・ハール監督が指揮しているが、就任後2年 間で460億円もの補強費を投入しながらも現在UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の5位に沈んでいる。
ジョルディ・クライフ氏は日に日に非難の声が大きくなっているファン・ハール監督の状況を見てマンUを選ぶべきだったと考えているようだ。
現在はイスラエルのマッカビ・テルアビブのスポーツディレクターを務めているジョルディ・クライフ氏だが、父ヨハン・クライフがFCバルセロナの監督を退任後、ユース時代から所属していたバルセロナを離れて多くのクラブを渡り歩いた。
ジョルディ・クライフ氏にとってマンUはバルセロナを離れた後最初に移籍したクラブでもあり、その伝統の重みを深く身に感じていたようだ。
バルセロナ時代にはチームメートだった2人だが、 選手としても、監督としてもその後のキャリアは大きく異なる道を歩んでいる。グアルディオラ監督は旧知の仲間のこの発言をどう捉えているだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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