歴代名将の「メッシ対C・ロナウド論争」に英紙注目 過去の発言から分析、結果は?

FWリオネル・メッシ(左)とFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
FWリオネル・メッシ(左)とFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

ファーガソン、ベンゲル、ペップ… 世界一流監督たちの評価は?

 世界最高の選手はFWリオネル・メッシ(バルセロナ)かFWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)か――。この論争については、これまで数多くの選手や解説者が自身の見解を述べてきたが、現在あるいは過去にビッグクラブを指揮した名将たちは、両選手をどのように評価しているのだろうか。

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 英紙「ザ・サン」がジネディーヌ・ジダン(レアル・マドリード監督)、ジョゼ・モウリーニョ(トッテナム監督)、ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ監督)、アーセン・ベンゲル(元アーセナル監督ほか)、アレックス・ファーガソン(元マンチェスター・ユナイテッド監督ほか)、ディエゴ・シメオネ(アトレティコ・マドリード監督)、ユルゲン・クロップ(リバプール監督)の計7名の過去のコメントを分析したところ、メッシかロナウドのどちらかが在籍していたチームを率いた経験のある監督は、明確な意見を述べなかったモウリーニョ監督を除けば、一緒に仕事をしたことのあるほうにより高い評価を下している。

 ロナウドについてジダン監督とファーガソン氏は「私よりはるかに良い選手であり、歴代最高の選手」(ジダン)、「すべてを兼ね備えている」(ファーガソン)とそれぞれコメントしてメッシよりも高い評価を下した。一方、メッシを指導したことのあるグアルディオラ監督は「サッカーのやり方、点の取り方、味方の活かし方のすべてを理解している選手」だとして、メッシのほうが優れていると過去に語っている。

 一方、両選手を率いた経験のないベンゲル氏、シメオネ監督、クロップ監督の3人はいずれも“メッシ派”のようだ。「ロナウドはフィニッシャーであり、メッシはより芸術的なプレーヤーだ。基本的にメッシのような選手に人々は魅了される」(ベンゲル氏)、「自分が平凡な選手たちしかいないクラブの監督ならロナウド、優秀な選手たちに囲まれたビッグクラブの監督ならメッシを取る」(シメオネ監督)、「私のスマートフォンには自撮り画像が一枚しかない。メッシと撮ったやつだ」(クロップ監督)と、それぞれコメントしている。

 結果は、名将7人のうち4人がメッシ、2人がロナウドを世界最高のプレーヤーと評価している(モウリーニョ監督は明言せず)。また、7人のコメントを分析すると、得点力に焦点を当てる場合はロナウド、味方との連係やアシストなど総合力で判断するならメッシに軍配を上げていることが分かり、そうした見方は今後この論争を語るうえでの重要なポイントとして、押さえておくべきかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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