ラベッシが上海申花と年俸13億円で個人合意か チャイナマネーが欧州強豪との争奪戦勝利へ

仏紙報じる 今季限りでPSGとは契約満了

 「エル・ポチョ(稲妻)」の異名を持つパリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシが、中国行きのオファーを受け入れたようだ。フランス紙「レキップ」は、上海申花への移籍について、個人合意に達したと報じている。

 ラベッシ本人は7日のリーグアン第25節マルセイユ戦の遠征メンバーから外れている。そして、同紙は年俸1000万ユーロ(約13億円)のオファーを受け入れ、中国行きを決意したと報じている。一方で、PSGに対する上海申花側からの正式なオファーはまだ届いていないとも報じ、PSGは500万ユーロ(約6億5000万円)の移籍金で放出を認める方針だとしている。

 上海申花は、この冬の移籍市場で日本代表DF長友佑都が所属するインテルから、コロンビア代表MFフレディ・グアリンの獲得を正式発表し、スペインのマルデーリャで行われているトレーニングキャンプに合流している。中国の移籍市場が閉じる26日までに交渉がまとまれば、ラベッシは今季の活躍の場を中国に移すことになる。

 今季限りでPSGとの契約が満了となるアルゼンチン代表FWを巡っては、インテルやチェルシーなど欧州の強豪も獲得に興味を示し、中国では元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が就任した北京国安も争奪戦に参戦すると報じられていた。そうしたなかで、上海申花によるラベッシへの年俸13億円という破格のオファーと合意報道は、チャイナマネーの猛威をあらためて感じさせるものになっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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