「閃きの瞬間だった」 レアル貴公子、“バックヒール股抜き”からの伝説アシストを回顧

20年前、CLでのフェルナンド・レドンドの美技からのアシストに再脚光【写真:Getty Images】
20年前、CLでのフェルナンド・レドンドの美技からのアシストに再脚光【写真:Getty Images】

元アルゼンチン代表MFレドンド氏、20年前のCLマンU戦で見せた超絶プレーを振り返る

 元アルゼンチン代表でレアル・マドリードなどで活躍した“貴公子”フェルナンド・レドンド氏が、スペイン紙「AS」のインタビューに応じている。そして、マンチェスター・ユナイテッド戦で見せた伝説的なヒールキックでの突破について、「20年も経つなんて信じられない」と話した。

 レドンド氏は長髪をトレードマークにしたプレーメーカーで、そのこだわりはヘアスタイルに言及された1998年フランス・ワールドカップでの代表入りを断ったほど。そのテクニックとスケールの大きなプレーは、左利きのエレガントな選手として世界的に名を馳せた。

 その名声を確立したのが、2000年4月19日に開催されたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦で、ユナイテッドと対戦したゲーム。敵地オールド・トラッフォードに乗り込んだ一戦の後半7分、左サイドでボールを持ったレドンドはタッチライン方向に体を向けながら左足のバックヒールで、対峙した元ノルウェー代表DFヘニング・ベルグを股抜き。そのまま切り込むと、元スペイン代表FWラウール・ゴンザレスのゴールをアシストした。

 レドンド氏は「20年も経つなんて信じられないね」と語りつつ、そのプレーを「良い思い出というのは、身近に感じさせるものだ」としてプレーを振り返った。

「ロベルト・カルロスからボールを受けて、サビオとともにボールを運んで左サイドへ進んだ。ヒールキックは技術的なプレーだったけど、閃きの瞬間でもあった。プロになってから、あのプレーをしたことはなかったけど、下部組織時代には時々やっていたプレーだったよ。その後は、ラウールがファーポストに間に合ってゴールできるタイミングまで、頭を上げて一度止まることが重要だった。素晴らしいゲームだったね」

 レドンド氏が話したように、ペナルティーエリアの角まで進出したところで、タイミングを一つ遅らせてラウールの走り込みを待っているのが今でも映像で確認できる。そのラストパスも、GKと最終ラインの間で相手に引っ掛けないような繊細なタイミングとコースに、ボールを何事もなかったように供給している。

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