ブルガリアの英雄、“共闘したベスト5”に中村俊輔選出 「素晴らしい状況認識力・左足」

セルティック時代の同僚ペトロフ(右)が中村俊輔を称賛【写真:Getty Images】
セルティック時代の同僚ペトロフ(右)が中村俊輔を称賛【写真:Getty Images】

2005-06シーズンに共闘したペトロフが中村を称賛「素晴らしい個性を備えている」

 急性白血病を理由に2013年5月に現役を引退した元ブルガリア代表MFスティリアン・ペトロフ氏は、病を乗り越えて監督転身を目指している。スコットランド紙の企画で共闘した選手のなかから“精鋭ベスト5”を選ぶ際、2005-06シーズンにセルティックスで一緒にプレーした元日本代表MF中村俊輔(横浜FC)の名前を挙げている。

 1995年に母国ブルガリアでキャリアをスタートさせたペトロフ氏は、CSKAソフィアを経て、1999年にスコットランドの名門セルティックへ移籍。中村とともにプレーしたことでも知られている。2006年にプレミアリーグのアストン・ビラに活躍の場を移したが、2012年3月に急性骨髄性白血病と診断。治療を続けたが復帰は叶わず、13年5月に現役を引退した。

 その後、サンデーリーグ(アマチュア)での選手復帰、アストン・ビラのアカデミーやトップチームのコーチを経験してきたペトロフ氏は最近、監督を目指してフットボールアドミニストレーターの課程を修了。スコットランド地元紙「グラスゴー・タイムズ」は、彼の分析眼を試す企画として、「同じチームでプレー、逆境で成功するような人物」を条件に、精鋭5人を尋ねている。

 守備陣に元アイルランド代表GKシェイ・ギブン(2011~13年にアストン・ビラで共闘)、元ウェールズ代表DFジェームス・コリンズ(2009~12年にアストン・ビラで共闘)を選んだ後、中盤で最初に名前を挙げたのが中村だった。

「中盤は…シュンスケ・ナカムラだ。素晴らしい状況認識力、素晴らしい左足、素晴らしい個性を備えている。彼はあまり英語が得意ではなかったから、僕らが何を言っているのか理解できないという意味で唯一笑える人間だった(笑)」

リーグ戦とスコティッシュリーグカップのダブル優勝を分かち合った旧知の仲ならではのジョークを交えながら、ゲームメーカー&プレースキッカーとしての才能を褒め称えている。

 ペトロフ氏はその他の中盤に、元アイルランド代表MFロイ・キーン(2005~06年にセルティック)と、まさかの自身を選出。5人の制限に到達したが、FWには元ウェールズ代表のストライカーであるジョン・ハートソン(2001~06年にセルティックで共闘)を指名している。

 別々の道を歩み始めてから14年が経過しているが、ペトロフ氏にとって中村は忘れられない戦友の1人のようだ。

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