歴史的惨敗でG・ネビル体制に見切り? バレンシアが傷心のベニテスに復帰要請か
国王杯でバルサに0-7大敗で決断か 黄金期を築いた指揮官に打診
バレンシアが3日の国王杯準決勝の第1戦でバルセロナに0-7と惨敗した後、レアル・マドリード監督を1月4日に解任されたばかりのラファエル・ベニテス氏に、復帰要請を出したことが明らかになった。スペイン地元紙「AS」が報じている。
昨年12月にバレンシアの監督に就任したギャリー・ネビル監督だが、ここまでリーグ戦では8戦未勝利(5分3敗)。国王杯ではラス・パルマスを下して(2戦合計2-1)準決勝に進んだものの、その第1戦でバルセロナを相手に屈辱的な惨敗を喫した。
バレンシアのヘスス・ガルシア・ピタルチSDは、チームの危機的状況に2001年から04年まで指揮官を務めたベニテス氏の復帰に動いた。ネビル監督が契約満了となる来季からの就任を、ベニテス氏の代理人マヌエル・ガルシア・キロン氏に打診したという。
レアルでは選手の支持を得ることができず、不振を理由に解任されたベニテス氏だが、01-02、03-04シーズンにリーガ優勝を果たし、03-04シーズンにはUEFAカップ(現在のヨーロッパリーグ)優勝も果たしている。”白い巨人”で失意を味わった傷心の指揮官だが、不振の古巣への帰還を果たし、チーム再建へ手腕を発揮することになるのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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