中国行きが破談の「ミランの9番」に移籍再燃か パレルモ戦で遠征メンバー外に

噂に上がるロシアや中国の移籍市場は開いているだけに…

 ACミランのブラジル代表FWルイス・アドリアーノが3日の敵地パレルモ戦の遠征メンバーから外れたため、移籍の可能性が再燃している。

 ミランが発表したシチリア島への遠征メンバーからアドリアーノが外れた。イタリアなど欧州主要国の移籍市場は1日で閉まったが、噂に上がっていたロシアや中国、母国ブラジルなどのマーケットは開いている。

 アドリアーノには、イタリア国外からオファーが殺到している。そして、一度はミランからの移籍が決まっていた。中国1部の江蘇蘇寧と移籍金1500万ユーロ(約20億円)でクラブ間合意し、アドリアーノ自身とも年俸800万ユーロ(約11億円)で複数年契約を結ぶことで合意していたが、江蘇が合意した移籍金の支払いを拒否したために、土壇場で破談となっていた。

 アジア王者の広州恒大が新たにアドリアーノの獲得に乗り出したが、ミランが拒否したと地元メディアでは報じられている。タイ富豪への株式売却交渉がドタキャンの連続で資金繰りの悪化も伝えられる中、今季シャフタール・ドネツクから加入したばかりのストライカーが、ミランを去る可能性が高まっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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