プレミアクラブ、選手に給料の大幅カット要求を検討 4月3日の電話会議で最終判断か
プレミアの選手の平均週給は800万円 シーズン再開時に補填するプランを検討
新型コロナウイルスの感染拡大は、サッカー界にも大きな影響をもたらしている。ブンデスリーガではドルトムントとバイエルンがリーグ中断を受けて、選手やフロントスタッフが給与削減で合意し、クラブ全体で20%の予算削減を目指す方針だとドイツ紙「ビルト」が伝えた。そんななか、プレミアリーグのクラブも、選手たちに給与大幅カットを求めることを検討しているという。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
イギリスでは、現地時間23日夜にジョンソン首相が新型コロナウイルス対策として、医療や生活必需品の買い物など、絶対に必要なもの以外による外出を禁止すると発表。当初は早ければ4月のシーズン再開を目指していたプレミアリーグだが、中断はまだしばらく続く見込みで再開の目途は立たない状況となっている。
リーグが中断している間の損失は大きく、とあるプレミアリーグクラブの幹部は英紙「デイリー・テレグラフ」のインタビューで、プロサッカー選手協会(PFA)との一時的な賃金削減で合意するための話し合いは避けられないと語っている。
「私たちにとって、選手たちにそれ(給与削減)を受け入れてもらうのは必要不可欠。互いに協力し合って、この問題に対処しなければならない。選手たちは解決策の一部にならなければならないんだ」
プレミアリーグの選手たちの週給は平均6万ポンド(約800万円)で、一時的にスター選手ら支払われなかった分の給与はシーズンが再開した時に支払われる見込み。次回のプレミアリーグクラブによる電話会議は4月3日に予定されていて、同案の詳細について議論されると見られてる。
果たして、この“異常事態”をプレミアリーグは肩を組み合い、一致団結して乗り越えることはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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