リオ五輪出場権はすでに獲得 次なる目標はアジア王者

　一方、チームメートとして東アジアカップを共に戦い、今季から浦和レッズで同僚となる日本代表GK西川周作は、遠藤のことを「若くても良い落ち着きを持っているし、キャプテンとしても引っ張っている。ただ、いろいろな重圧を背負ってプレーしていると思う」と気遣う。そして、「とにかく優勝して帰ってきてくれと伝えた」と、直接エールを送ったという。

　本大会出場という最大のプレッシャーからは解放され、あとは自分たちの手でアジア王者の称号をつかみにいく日韓戦になる。遠藤が掲げる優勝トロフィーを手土産に、手倉森ジャパンはリオへ乗り込んでいく。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

田口有史●写真 photo by Yukihito Taguchi