日韓戦で必勝を誓うキャプテン遠藤に、ハリルジャパンの守護神が激励 「優勝して帰ってこい!」

浦和で同僚のGK西川が直接エール

  リオデジャネイロ五輪出場を見事に勝ち取ったU-23日本代表だが、30日にはアジア王者を懸けた日韓戦が残っている。プライドのぶつかり合いとなるAFC・U-23アジア選手権決勝に向け、主将のMF遠藤航(浦和)は「いいゲームができるんじゃないかな」と手応えを感じている。

 手倉森誠監督が率いるリオ世代が韓国と公式戦で対戦したのは、2014年のアジア大会にさかのぼる。この時は準々決勝で顔を合わせ、スコアレスでゲームが推移した後半43分に相手FWチャン・ヒョンスに決勝ゴールを決められて敗れた。苦い記憶が残る相手だ。

 しかし、この最終予選に入ってから日本はすでにリベンジを成功させている。準決勝で対戦したイラクは、2012年11月のAFC U-19アジア選手権では、準々決勝で対戦し1-2と敗戦。翌年のU-20ワールドカップ出場を逃した。2014年1月のU-22アジアカップでも準々決勝でも0-1と敗れていた相手だ。遠藤自身が「因縁がある」と語っていたイラクを破って本大会へも切符を手に入れている。ここで韓国を倒せば、最終的に日本がアジアの頂点に立つことを強く印象付けることができる。

「韓国の前にイラン、イラクと負けてきた相手を倒して、あとは韓国だけだと思う。なによりも優勝して帰るというつもりでこっちに来たんで。負けて悔しい思いをしている選手たちが多かったし、批判されていることをみんな分かっていたんで、それをはね返して出場権をしっかり取りたいという思いは強かったと思う。何よりもチームの一体感がすごくこの大会では持ててやれていた。誰が出ても同じサッカーはやれていた」

 すでにA代表デビューをしている遠藤がキャプテンを務めるのは自然な流れだ。遠藤自身は「最近は僕が何かを率先してやらなくてもやってくれていし。最後の方は特に何もやらなくてよかった。選手たちがしっかりやる空気は、試合前のウオーミングアップでも作れていた」と説明。すでに手倉森Jが一体感のある完成度の高い集団になった自信を持っている。

 

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