ボタフォゴ副会長、ヤヤ・トゥーレの交渉状況を報告 「金の問題ではなく家族の問題」
ヤヤ・トゥーレと本田の共闘は実現するのか? クラブ副会長が返答待ちの状況を明言
元日本代表MF本田圭佑が加入したブラジル1部ボタフォゴは、元コートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレも入団すると噂されたが、交渉に進展がなくファンの熱も収束しつつある。そのなかで、リカルド・ロテンベルグ副会長が10日、ヤヤ・トゥーレと話したことを明かした。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」が伝えている。
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昨年5月に現役引退を囁かれたヤヤ・トゥーレだが、現在は無所属の状態でロンドンに在住している。ボタフォゴは本田に続いてヤヤ・トゥーレの獲得にも乗り出し、今年2月には交渉していることを明かしていた。
交渉に進展がなく破談したと思われていたが、ロテンベルグ副会長はヤヤ・トゥーレと話したことを明かし、彼の個人的な問題のため交渉が“中断状態”にあることを報告した。
「彼は家族との間で問題を抱えていて、ヨーロッパにいるのかここに来るのかを悩んでいる」
家族がブラジル行きに反対しているとされるが、ロテンベルグ副会長は「親指を立てて来たいと言ってくれていた」と語り、ヤヤ・トゥーレ本人が入団を望んでいたことも明かしている。そして、交渉の期限について問われると、「いや、期限はない」と回答。ヤヤ・トゥーレからのはっきりとした返答を待っている状態のようだ。
さらに、ロテンベルグ副会長は、個人的な見解として入団には至らない可能性も示唆している。
「金の問題ではなく、家族の問題。ヤヤはすでに億万長者で、ヨーロッパのリーグで5回も優勝して3回もワールドカップに出場した選手で、ブラジルのどの選手よりも素晴らしい経歴を持つ。彼は人生で何を欲するかの決断を迫られている」
条件面での交渉は終え、クラブとしてやるべきことがない状態で、すべてはヤヤ・トゥーレの決断次第の状況となっているという。ヤヤ・トゥーレが家族を説得し、本田と共闘する日はやってくるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)