サラーとマネは「互いを心底嫌い合っている」 リバプール2大エースの“亀裂移籍”を英懸念
得点王を争うエース同士の不仲説に注目 解説者が断言「実際に関係は深刻なもの」
リバプールは今季、プレミアリーグで首位を独走しており、優勝まで“マジック2”としている。30年ぶりの悲願が決定的となっている一方、英メディアはエジプト代表FWモハメド・サラーとセネガル代表FWサディオ・マネの間に走る亀裂を取り上げている。
2月29日に行われたプレミアリーグ第28節ワトフォード戦で0-3と衝撃の完敗を喫したリバプールは、リーグ18連勝、無敗記録も44試合で途絶えることになり、リーグ戦初の無得点で敗れる事態となった。それでも、第29節ボーンマス戦はサラーとマネのゴールにより2-1と競り勝ち、ホーム連勝記録を「22」に伸ばしている。
暫定ながら2位マンチェスター・シティに勝ち点「25」差をつけており、残り2試合勝利すれば、他会場の結果に関係なく30年ぶりのプレミア優勝が決定する。昨季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制しており、文字通り黄金期を築いている最中にある。
しかし、英メディア「GIVE ME SPORT」は「リチャード・キースがマネとサラーは互いを嫌い合っており、2人ともリバプールを去ると主張」と見出しを打ち、2大エースの関係に亀裂が走っているため、両者ともクラブを去る検討をしていると伝えている。
解説者を務めるリチャード・キース氏は「実際に関係は深刻なものだ。彼らは互いを心底嫌い合っている。両者とも、相手がいないチームでプレーする方が良い環境となると考えている」とコメントを残しており、マネはバルセロナ、サラーはレアル・マドリードからオファーが届いた際は移籍に前向きな姿勢を見せると主張している。
昨季ともに得点王に輝いたサラーとマネだが、今季第4節のバーンリー戦(3-0)でマネがパスを出さずに自己中心的なプレーに走るサラーに対して怒りを爆発させた場面が話題を呼んでいた。ピッチ外では一切会話をすることのない両者だが、試合中は何度もコミュニケーションを取っており、互いのゴールも喜びを分かち合っている。世界を代表するアタッカーがチーム内で得点王を争っているだけに、不仲説も出やすいのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)