ロッベン、10年前のカットイン弾に再脚光 “必殺技”をファン絶賛「止める術はなかった」
2010年のCLフィオレンティーナ戦で決めた劇的ゴールを回顧
昨季限りで現役を引退した元オランダ代表MFアリエン・ロッベンだが、その必殺技とも言うべきカットインシュートが再び脚光を浴びている。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)公式ツイッターは、10年前にロッベンが決めたゴールの映像を公開。「分かっていても止められない」などと絶賛のコメントが寄せられている。
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16歳の時にフローニンゲンでプロデビューを果たしたロッベンは、PSVを経て2004年にチェルシーへと移籍。この頃に腫瘍が発見され、負傷も重なるなど不運が続くも、07年にはレアル・マドリード入りを果たした。スペインの地でも負傷で思うように活躍できないなか、09年にバイエルンへ移籍。ドイツでは水を得た魚のような活躍を見せ、10年間にわたってクラブを牽引した。
CL公式ツイッターは、ロッベンがバイエルンへ移籍した初年度の映像を公開。2010年3月9日に行われたCL決勝トーナメント1回戦フィオレンティーナ戦の第2戦で、ロッベンが決めた右サイドからのカットインシュートに再びスポットライトを当てている。
ホームで行われた第1戦を2-1で先勝していたバイエルンだったが、アウェーの第2戦では後半19分にモンテネグロ代表FWステヴァン・ヨヴェティッチ(現モナコ)にゴールを決められ3-1とされ、2戦合計スコアでも4-3と逆転されてしまった。その直後の同20分にロッベンのスーパーゴールが生まれる。
鋭利な方向転換で右サイドから中央へ切り込んだロッベンは、ドリブルのスピードを上げて相手2人を置き去りに。3人目が寄せてくると、ゴールから約27メートルの距離から利き足の左足を振り抜き、ファーサイド上隅にシュートを決めた。試合は3-2で負けたが、このゴールで2試合合計スコアを4-4として、バイエルンはアウェーゴールの差でベスト8へ進出。チームを救う値千金のゴールとなった。
この映像が公開されると、バイエルンの英語版公式ツイッターがいち早く反応。その試合後の新聞記事を切り抜いた画像を投稿していた。また、ファンは返信欄で「偉大なる左足」「今でもゲームでこのプレーにチャレンジしている」「毎回同じようなプレーを見せたが、止める術はなかった」「来ることが分かっていても止められない」と絶賛。今も語り継がれる伝説のゴールとなっている。