久保建英は「マジシャンだ!」 殊勲の”逆足弾”を決めた日本人レフティーをリーガ称賛

マジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】
マジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】

ドリブル突破で先制FKを誘発 今季3ゴール目で追加点を奪い貴重な勝ち点3をもたらす

 スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間7日のリーガ・エスパニョーラ第27節エイバル戦(2-1)で貴重な追加点を挙げ、今季アウェー初勝利に貢献した。リーガ・エスパニョーラ公式インスタグラムは「久保はマジシャンだ!」と称えている。

 1月19日の第20節バレンシア戦(4-1)以降、リーグ戦でのスタメン落ちが続いていた久保だが、2月21日の第25節ベティス戦(3-3)で6試合ぶりに先発復帰を果たすと、1得点1アシストの活躍。続くヘタフェ戦(0-1)でも鋭いドリブル突破を見せるなど奮闘した。

 3試合連続スタメンとなったエイバル戦で右サイドに入った久保は前半41分、敵陣左サイドに抜けてドリブル突破を仕掛けると、ペナルティーエリア手前でエイバルDFアナイツ・アルビージャに倒されてファウルの判定。FKキッカーを務めたMFダニ・ロドリゲスが直接決めて、アウェーのマジョルカが先制し、1-0で試合を折り返した。

 後半もカウンターの起点になるなど、エイバル守備陣にとって危険な存在になった久保は、同33分に輝きを放つ。カウンターから右サイドをMFアレハンドロ・ポソが抜けると、ペナルティーエリア手前で待ち構えた久保にパス。ボールを受けた久保は右に持ち出し、ベティス戦と同様に右足を振り抜くと、シュートが左ポストをかすめてゴールに吸い込まれた。

 終了間際に1点を返されたものの、マジョルカは久保の今季3ゴール目となった追加点が生きる形で2-1と勝利。降格圏の18位に沈むなか、貴重な勝ち点3を手にした。リーガ・エスパニョーラ公式インスタグラムは喜びの表情を浮かべる久保に、マジックハットとステッキを着用させたコラージュ写真を投稿し、「久保はマジシャンだ」と称賛している。

 マジョルカの1部残留に向けて、久保が再びギアを上げようとしている。

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