乾ベンチ外のエイバル戦、2-1で今季アウェー初勝利　久保のゴールにファン熱狂

　スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は7日、リーガ・エスパニョーラ第27節エイバル戦に3試合連続でスタメン出場し、決勝ゴールを決めて2-1勝利に貢献した。今季アウェー初勝利を飾ったなか、マジョルカの公式ツイッターでは「メッシ級になる」「大空翼に名前変更を」と熱狂の声が上がっている。

　エイバルのMF乾貴士がメンバー外となり“日本人対決”は実現しなかったものの、久保はスタメン出場。前半42分にMFダニ・ロドリゲスの直接FKからマジョルカが先制したなか、後半33分に久保がファンを沸かせる。

　カウンターからMFアレハンドロ・ポソが持ち上がり、ペナルティーエリア手前で久保へパス。ボールを受けた18歳の日本人アタッカーは軽く右へステップを刻み、利き足とは逆の右足を振り抜いた。低弾道のシュートは相手に当たりながら左ポストを直撃し、そのままゴールに吸い込まれた。

　2-0とリードを広げた直後の同37分、久保は新加入の元韓国代表MFキ・ソンヨンと交代。その後1点を返されたものの2-1で逃げ切り、マジョルカは今季リーグ戦13試合目のアウェーゲームで初勝利を手にした。

　マジョルカ公式ツイッターが久保のゴールを伝えると、コメント欄には賛辞が相次いだ。「ゴール、しかも右足！」「素晴らしい」「ナイス」「サムライ」と称賛の声が上がった一方、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを引き合いに「大空翼に名前変更をするように彼に伝えて。メッシ級になる」と、さらなる成長に期待を込めるメッセージも届いている。

　マジョルカは依然として降格圏の18位に沈んでいるが、アウェー初勝利で貴重な勝ち点3を獲得。そのなかで強烈な存在感を放つ久保に、ファンも魅せられているようだ。