ダービーFWルーニーが古巣のマンU戦で高精度なFKを見せる

　イングランド2部ダービー・カウンティのFWウェイン・ルーニーは現地時間5日、FAカップ5回戦で古巣マンチェスター・ユナイテッドと対戦。あわやゴールという高精度の直接FKを見せるなど決定機を演出したが、0-3で敗れた。注目が集まった一戦は息子のカイくんも観戦し、テレビカメラに抜かれた反応に反響が寄せられている。

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　試合はユナイテッド有利に進む。前半33分、イングランド代表DFルーク・ショーの強烈なボレー弾で先制点を奪い、同41分には新戦力のFWオディオン・イガロが追加点。後半25分には、こぼれ球を再びイガロがしっかりと決めて3得点の快勝となった。

　そんななか、注目が集まったのはかつてユナイテッドのエースとして活躍し、現在はダービーで選手兼監督を務めるルーニーだ。エバートンから2004年にユナイテッドへ加入し、07-08シーズンからは背番号10を付けて、数々のタイトル獲得に貢献。ユナイテッドで愛された男が見せたのは終了間際の後半アディショナルタイムだった。

　ダービーは、ペナルティーエリア左外のゴール約25メートルの位置でFKを獲得。キッカーのルーニーは右足を振り抜き、直接狙った。ゴール左上へ一直線に飛んだボールだったが、相手守護神のアルゼンチン代表GKセルジオ・ロメロによる好セーブに阻まれ、惜しくも点を奪うことはできなかった。

　さすがのキック精度を見せたルーニー。古巣相手のプレーに称賛が送られる一方で、この瞬間に見せた息子カイくんのリアクションにも反響が寄せられている。

　父の“ゴール未遂”FK直後、テレビカメラに抜かれた愛息はジャンプしながら両手で頭を抱えて反応を見せた。可愛いリアクションに米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー番組「ESPN FC」公式ツイッターは「カイ・ルーニーはほとんどゴールの父が見せた信じられないようなFK後リアクションする」と動画付きで公開。コメント欄では「カイこそ私たちのすべて」とファンの気持ちを“代弁”するような反応を見せた愛息を称える声や、「レジェンドが帰ってきた」とルーニーの活躍を喜ぶ投稿もあった。

　息子の前で健在ぶりを発揮した父ルーニー。試合には敗れたものの、多くのファンの心に残る一戦となったことだろう。