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史上最強のスーパーサブ!? 驚異のPK3本ストップ、決勝弾の18歳GKに英注目
アヤックスGKダーン・ライツィハーがチームを勝利に導く
途中出場して、勝利を決定づける活躍を見せた選手を「スーパーサブ」と称するが、UEFAユースリーグのラウンド16では、オランダのアヤックスから最新の「スーパーサブ」が登場した。後半アディショナルタイム3分から出場した18歳のGKに英公共放送「BBC」が注視している。
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アヤックスとアトレティコ・マドリードの試合は0-0のまま、アディショナルタイムに入っていた。そしてアディショナルタイム3分で、ジョン・ヘイティンガ監督が投入したのが、18歳のGKダーン・ライツィハーだった。
ライツィハー投入の直後に行われたPK戦で、彼は3本のPKを止めるとともに、自身も最後のPKキッカーを務めて見事に成功。PK戦を6-5で勝利したアヤックスが、準々決勝に勝ち進んだ。
この試合のスタンドには、2008年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝でPK戦によりマンチェスター・ユナイテッドに欧州タイトルをもたらした現アヤックスCEOのエドウィン・ファン・デル・サール氏の姿もあったという。
「BBC」は彼のスーパーサブとしての役割を評価しつつ、オランダには以前にもPKのスペシャリストが存在したと指摘。かつてニューカッスルなどで活躍した元オランダ代表GKティム・クルルが、2014年のブラジル・ワールドカップ準々決勝のコスタリカ戦で、120分に出場して2本のPKを止め、このことからPK戦の目前に選手変更をすることを「クルルする」と呼ぶようになったと紹介した。
また、記事では落ちとして「クルルする」ことに失敗した例も指摘。それは2018-19シーズンのリーグ杯のマンチェスター・シティ戦でのチェルシーのことだった。マウリツィオ・サッリ監督はPK戦を目前に、スペイン代表GKケパ・アリザバラガをベンチに下げようとしたが、ケパが交代を拒否。サッリ監督は苦々しい表情を浮かべ、元アルゼンチン代表GKウィリー・カバジェロとの交代を見送ることになったが、ケパはPKを1本も止められずに、チームも敗退した。
終了間際の交代は、それまでプレーしてきた正GKにとって受け入れがたいものもあるだろう。だが、ライツィハーのように確かな結果を出し続ける選手が増えてくれば、それが一般的になる日が来るかもしれない。