伝統のダービーで再び輝いたチェルシーの悪童 天敵に敗れたアーセナルは首位陥落

コスタがまたも退場を誘発し1ゴール

 伝統の「ノースロンドン・ダービー」は、またしてもチェルシーの悪童の独壇場となった。前節まで首位のアーセナルが本拠地エミレーツ・スタジアムにチェルシーを迎えた一戦は、スペイン代表FWジエゴ・コスタの一撃により、アウェーチームに凱歌が上がった。

 ガナーズはまたしてもチェルシーに勝てなかった。前半開始からアーセナルがボールを支配し、チェルシーがカウンターを仕掛ける構図の中で、前半18分にブラジル代表MFウィリアンからスルーパスが出る。コスタがスピードに難のあるドイツ代表DFペア・メルテザッカーの背後に抜け出すと、慌ててタックルを仕掛けて止めたメルテザッカーが、このプレーで一発退場に。アーセナルは残り70分近くを10人で戦うことを余儀なくされてしまった。

 このシーンで大袈裟に倒れたコスタは、昨年9月にホームで対戦した際には、アーセナルDFロラン・コシエルニーの顔を叩いて挑発。DFガブリエルの激昂を呼び、退場に追い込んだ経緯がある。

 英国営放送「BBC」によると、アーセン・ベンゲル監督は試合後にこう嘆いている。

「コスタは過去2試合で我々の2選手を退場に追い込んでいる。主審の判断が正しいか、誤っているのか? それは分からない。実際のところ、彼を批判することはできない。彼がオフサイドかどうか、ペア・メルテザッカーが彼に接触したのか分からない。あの決定は(我々にとって)致命傷になったと思う」

 

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