J1が世界92カ国で最少! スイス調査機関が発表「1試合平均警告・退場数ランキング」

1試合あたりの警告・退場数が最も多かったリーグは?【写真:Getty Images】
1試合あたりの警告・退場数が最も多かったリーグは?【写真:Getty Images】

カード掲示数は最多のボリビアをはじめ中南米が上位 最少の日本を筆頭にアジアは少ない結果に

 各国リーグ戦の警告・退場の数は一体どのくらいあるのだろうか。スイスのサッカー専門調査機関「CIES Football Observatory」は全世界92カ国の1部リーグを調査し、1試合あたりの警告・退場数をランキング化して発表した。最も多かったリーグがボリビア1部で、1試合平均7.01枚のカードが掲示されている。一方、最も少なかったリーグが日本のJ1リーグで、1試合平均2.26枚となっている。

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 サッカーでは不正なプレーや不当なプレーに対して、主審がイエローカード(警告)やレッドカード(退場)を掲示して選手などに懲戒を与える。各国のリーグでその数にどれほどの違いがあるのだろうか。「CIES Football Observatory」は2019年シーズンおよび2019-20シーズン(20年2月17日まで)を対象に、その数を調査して傾向を発表している。

 1試合平均の警告・退場者数の多い国トップ10には1位のボリビアをはじめ、ウルグアイ、グアテマラ、エルサルバドル、コロンビア、エクアドル、ペルー、アルゼンチンと、中南米の国が8カ国もランクインしている。このように中南米のリーグでは、カードが多く掲示される傾向にあるようだ。

その一方、1試合平均の警告・退場者数の少ない国トップ5には日本のJ1リーグを筆頭に、ベトナムのVリーグや韓国のKリーグが入っており、アジアはカードの掲示が少ない傾向となっている。

 世界的な人気と実力を兼ね備えるヨーロッパ5大リーグでは、イタリアのセリエAが1試合平均5.82枚で10位、スペインのリーガ・エスパニョーラが5.51枚で21位、ドイツのブンデスリーガが4.13枚で61位、フランスのリーグ・アンが3.98枚で70位、イングランドのプレミアリーグが3.74枚で83位となった。

 プレースタイルの違いなのか、審判員の判定基準の違いなのか、国民性の問題なのか、この数値だけでは明確な理由は不明ながら、1位のボリビアと92位の日本では1試合平均で5枚近くも差が出ている。

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