「セスクは裏切り者」 SNSで暴言を吐いたチェルシーのスタッフが即刻クビに
今季の不振と宿敵アーセナル時代の輝きが発言につながったか
チェルシーの給仕係を務めるクラブスタッフが、SNSでチームの中心選手であるスペイン代表MFセスク・ファブレガスを「スネーク(裏切り者)」呼ばわりしていたことが発覚。クラブはスタッフを即刻、免職処分とした。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
クラブスタッフはSNS上で、セスクについて「お前はスネークだ。お前はアーセナル」と発言している。スネーク(蛇)は、英語では「裏切り者」を意味する言葉。28歳のスペイン代表MFは、2003年から11年に渡り、チェルシーの宿敵であるアーセナルでプレーしていたことに由来する発言だが、クラブスタッフとしてはあるまじき行為として問題視された。
セスクは昨季バルセロナからチェルシーに加入。1年目から高精度のパスでアシストを連発し、リーグとリーグ杯の二冠達成に大きく貢献していた。しかし、今季はチームの不調と足並みを揃えるように自身も低調なパフォーマンスが続いていた。アーセナルではキャプテンも務め、通算503試合に出場するなどクラブの歴史に名を残したが、チェルシー関係者やサポーターの中には、ライバルチームで活躍していた司令塔に悪い印象を持つ人が、少なくないということなのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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