中国移籍が急転破談のミランFW 本田の古巣など複数クラブが獲得に動くか
CSKAモスクワは移籍金20億円を提示か ヴォルフスブルクも興味
合意に至っていたはずの中国行きが急転して破談となったACミランのブラジル代表FWルイス・アドリアーノだが、そのままミランでの生活が安泰というわけにはいかないようだ。ミラン側は放出を決断したはずのストライカーに対し、他のオファーに応じる構えを見せているという。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。
江蘇蘇寧との年俸問題で「相手先に契約を尊重する意思が見られなかった」としてサインをせずにイタリアに戻ったアドリアーノだが、ミランに対して江蘇蘇寧は解決策を模索するレターを送っているという。また、日本代表FW本田圭佑の古巣でもあるCSKAモスクワがアドリアーノ獲得に興味を示し、移籍金1500万ユーロ(約20億円)を提示していると報じている。
同様に、衛星放送局「スカイ・スポーツ」は、イタリア代表招集歴を持つナポリのFWマノロ・ガッビアディーニへのオファーが失敗に終わったブンデスリーガのヴォルフスブルクが、アドリアーノをターゲットにしていると報じた。得点源のFWバス・ドストが中足骨骨折で離脱したため、その穴埋めを模索しているという。
残り10日ほどとなった冬の移籍市場。今夏にミランにやってきたアタッカーの去就問題は、どのような結末を迎えるのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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