リバプールOB、古巣DFアーノルドを痛烈批判「守備のポジションの取り方を知らない」
CLアトレティコ戦で無得点のまま力なく敗戦したリバプールをOBニコル氏が批判
プレミアリーグで無敵のリバプールは現地時間18日、昨季王者としてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦、アトレティコ・マドリードとのアウェー戦に臨んだが0-1で敗れた。リバプールOBのスティーブ・ニコル氏はイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドを痛烈に批判。得点差が広がっていてもおかしくなかったと述べている。英紙「デイリー・エクスプレス」が伝えた。
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アトレティコの本拠地ワンダ・メトロポリターノは昨季CLファイナルの舞台であり、リバプールにとっては14年ぶりの欧州制覇を達成したスタジアムだが、この日は難敵相手に厳しい試合展開を強いられることになる。前半4分、CKのこぼれ球を相手MFサウール・ニゲスに押し込まれ、あっさりと先制点を与えてしまう。
その後もアトレティコの牙城をなかなか崩せず、ビハインドを背負って前半を折り返したリバプールは、最終的にネットを揺らすことができず。日本代表MF南野拓実も出番なく終わったなか、敵地での第1戦を落としてホームの第2戦を迎えることになった。
OBのニコル氏は米スポーツ専門局「ESPN」の番組「ESPN FC」で、リバプールの敗因の一部はアーノルドに責任があるとの見解を示している。
「あんなに隙だらけのリバプールは見たことがない。特に右サイド、アトレティコの左側だ。アレクサンダー=アーノルドは守備のポジションの取り方を分かっていないし、いつ前に出て、チャレンジするのかも分かっていない。つまり、隣のジョー・ゴメスは1人で広大なスペースをカバーしなければならないことになる」
ニコル氏は試合途中に敗戦を覚悟するほど、リバプールの状態は良くなかったという。
「すべてはそのサイドがきっかけで、残り15分の時には『今日は0-1で負けるだろう』と思った。正直に言えば、もっと点差が開いていてもおかしくなかった」
昨季王者リバプールは、3月11日に本拠地で行われる第2戦で逆転突破を果たせるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)