手倉森ジャパンがサウジ戦2-1勝利でGS全勝突破! 決勝T初戦でイランと激突へ

3連勝で首位通過

 同時刻キックオフの同組のもう1試合、北朝鮮とタイのゲームは前半を終えて北朝鮮が2-1でリード。この段階でサウジアラビアは引き分けで2位通過できる可能性が低くなったため、攻勢に出ることが予想される後半になった。

 だが、次の1点を先に取ったのは日本だった。後半8分、FW南野のパスに走り込んだMF井手口が右足ダイレクトで丁寧なシュートを決め 、2-0とリードを広げた。

 ここで、日本に不運なジャッジが下る。同11分、ルーズボールをクリアしようとしたDF植田に対して相手FWアブドゥラハマン・アルガムディが遅れ気味に足を伸ばすと、盛大なアクションと共に倒れ込む。主審はこのプレーを植田のファウルと判定し、PKが与えられた。相手MFムスタファ・アルバッサスが冷静に決め、2-1と1点差に詰め寄られた。

 手倉森誠監督は、同21分にMF三竿に代えてFW浅野拓磨(広島)を投入して4-4-2システムにチェンジ。ゴールを奪うしかないサウジアラビアと、両チームが攻撃の応酬といったゲーム展開になった。

 疲労からか日本は攻撃の最終局面で互いにミスが多く、決定機はつくれない。逆に最終ラインで不用意なボールロストをして大ピンチ になりかける場面が頻発した。しかし、何とかこのまま失点せずに耐えた日本はこのまま2-1で勝利。3連勝で1次リーグを突破し、22日の準々決勝ではA組を2位で通過したイランと対戦する。

 また、同時刻キックオフのもう1試合は後半にタイが追いついて2-2で引き分けた。勝ち点2で日本以外の3チームが並んだが、当該チーム同士の対戦成績による総得点数でトップに立った北朝鮮が2位通過を決めた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング