FC東京、フィリピン王者撃破で4年ぶりACL本選出場 日本代表DF室屋が値千金の決勝弾

FC東京DF室屋成【写真:Getty Images】
FC東京DF室屋成【写真:Getty Images】

後半早々に室屋の一撃で先制 FW原が一発退場で数的劣勢となるも追加点を奪う

 FC東京は28日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフでフィリピン王者セレスネグロスと対戦。後半に日本代表DF室屋成が先制点を挙げると、新加入のFWアダイウトンがダメ押しゴールを決め、2-0で勝利して本選出場を決めた。

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 長谷川健太監督の体制3年目を迎えた2020年の初陣は、沖縄キャンプから挑戦している4-3-3を採用。アンカーにMF髙萩洋次郎が入り、攻撃陣には新加入助っ人のMFレアンドロ(←鹿島アントラーズ)とMFアダイウトン(←ジュビロ磐田)が名を連ねた。一方のセレスネグロスは、日本人MF小田原貴と日本人の父親を持つフィリピン代表MF嶺岸光がともにスタメン起用となった。

 大雨の影響でピッチに水たまりができる劣悪なコンディションのなか、前半20分に裏のスペースへ抜け出したアダイウトンがチャンスを迎え、角度のない位置からシュート。しかし、ボールはゴール前で減速してクリアされてしまう。同40分にはレアンドロがカットしてシュートに持ち込むが、相手GKのファインセーブに遭い得点は奪えなかった。

 しかし後半3分、FC東京はゴール前でこぼれ球を室屋が拾ってすかさず右足シュート。相手GKの手を弾いてネットを揺らし、待望の先制点が生まれた。同19分にはアダイウトンが室屋の折り返しを押し込んだが、オフサイド判定でノーゴール。後半34分にはFW原大智が空中戦で相手MF小田原の顔面に肘打ちを見舞う形になり、一発退場で数的劣勢を余儀なくされた。

 10分以上を10人で戦ったFC東京は、セットプレーでひやりとする場面はあったものの、逆に試合終了間際にアダイウトンがカウンターから追加点を決めて2-0で勝利。4年ぶりのACL本選出場を決め、グループFで蔚山現代(韓国)、上海緑地(中国)、パース・グローリー(オーストラリア)と同居することになった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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