リバプール、ポルトガルの“ワンダーキッド”獲得か バルサやレアルと争奪戦も「先頭に」
ベンフィカBの18歳MFブリトに狙い、トップ昇格なら最低54億円超の移籍金発生か
昨季の欧州チャンピオンで、現在プレミアリーグ首位を独走するリバプールは、バルセロナやレアル・マドリードとの獲得レースに勝ち、新たなポルトガルのワンダーキッドと評される18歳MFラファエル・ブリトを獲得するようだ。英紙「デイリー・スター」が報じた。
リスボン出身のブリトは、2010年にベンフィカの下部組織に加わると、昨季からベンフィカBでプレー。ポルトガル代表では各年代で世代別代表に選ばれ、ポルトガルの新たなワンダーキッドとして大きな注目を集めている。
この新星にスペインの2大ビッグクラブであるバルセロナとレアルが目をつけていたなか、記事では「リバプールが獲得レースの先頭に立っている」と記している。
今回、ブリトの獲得レースでスペイン勢よりリバプールが先に動いた理由は、トップチーム昇格前の獲得で契約金が抑えられるというものがある。ポルトガルサイト「Portuguese outlet Record」によると、もしブリトがトップチームデビューを飾った場合、契約の条件として最低3800万ポンド(約54億3000万円)の移籍金が発生するとされ、この条件が成立する前に獲得しようというのがリバプールの算段のようだ。
リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、今季も16歳のイングランド人FWハーヴィー・エリオットや18歳のオランダ人CBセップ・ファン・デ・ベーグをトップチームに参加させるなど、若手を積極的に起用する指揮官としても知られる。その状況を考えれば、ブリト自身がリバプールを選択する可能性は十分にある。
クロップ監督はザルツブルクから日本代表MF南野拓実を獲得した際、さらなる取引について尋ねられて「何が起こるか見てみよう。しかし、可能性は低いけどね」と語っていたが、ブリト獲得は実現するのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)