サンプドリアのフェレーロ会長、クラブ売却の意向を明言 「売りに出している」
複数の企業から興味を示されるも、現段階では具現化せず
イタリア1部サンプドリアのマッシモ・フェレーロ会長が、クラブを売却する意向を固めているという。チームの本拠地ジェノバの地元紙「イル・セーコロ」が報じている。
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サンプドリアはここ数カ月間、フェレーロ会長がクラブ売却に向けた動きを進めているのではないかと目されてきた。そうしたなかで、地元紙に対して「クラブを売りに出している」と明言し、動きが事実だと認めた。
フェレーロ会長は映画配給会社で財を成し、2013年夏にリカルド・ガッローネ会長の死去もあってサンプドリアの会長に就任。派手好きな一面を持ち、元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノの獲得にゴーサインを出し、元イタリア代表FWマリオ・バロテッリ(現ブレシア)の獲得にも執念を見せるなど、話題性のある選手を好んだ。しかし、近年はクラブへの情熱が薄れているとも指摘され、ビッグネーム獲得に動くようなことも減っていた。
サンプドリアは複数の企業から買収の興味を示されたものの、それが具体化してはいないという。状況的には来季から新たな出資者と会長の下で再スタートを切ることになると見られるが、セリエAの中堅クラブとして存在感を放ってきたクラブの行方はどうなるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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