「過去は変えられない」 森保監督、屈辱の大会未勝利からの“教訓”の必要性を主張
大会初のグループリーグ敗退とともに、1分2敗と未勝利で大会終了
U-23日本代表は現地時間15日、タイで開催されているU-23アジア選手権のグループリーグ最終戦でカタール代表に1-1で引き分けた。前半終了間際に退場者を出したなかで先制こそしたが、最終的にグループリーグ3試合を1分2敗の未勝利で終えた。森保一監督は、「選手たちは粘り強く戦いにいく、勝利しようとするところは見せてくれた」と評価した。
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森保監督は大会3試合連続となる3バックでスタート。0-0で迎えた前半アディショナルタイムにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入もあり、MF田中碧が退場処分に。数的劣勢となった後半にFW小川航基が先制点を挙げたが、直後にPKで追いつかれた。
森保監督は試合後のフラッシュインタビューで、「前半に多くのチャンスを作ってというところ、選手の積極的に攻める姿勢で勝つ気持ちを出してくれた。前半の終わりに1人少なくなって、後半は最後まで気持ちを見せてそれでも勝とうという気持ちを見せてくれたこと、先制点を奪ったことは次につながると思う。選手たちは粘り強く戦いにいく、勝利しようとするところは見せてくれた」と、やや顔を紅潮させながら早口で語った。
一方で、そうした難しいゲームだったものの試合前に2連敗でグループリーグ敗退が決まっていたのも事実だ。期待されたものとは程遠い結果になった大会について指揮官は、「しっかりと反省しなければいけない。みんなでしっかりこの大会を反省して、過去は変えられないのでチームの成長、選手が成長してくれるためにこの大会を生かしたい」と、敗戦から学ぶことの必要性を訴えた。
東京五輪前では最後の公式戦だったなか、わずか3試合で終了。今後は活動機会も限られるが、「時間は限られているのは最初から分かっていること。その時のベストを尽くして活動を重ねれば大きな成果につながっていると信じている。今大会は結果が出なかったが、最後に大きな成果を残せるように頑張っていきたい」と、最終目標への道のりについて語った。
(FOOTBALL ZONE編集部)