天才ロナウジーニョ、伝説の美技“エラシコ”再公開に反響 「神」「真の魔法」
リーガ公式SNSが16年前のサラゴサ戦で見せた伝説のワンシーンに再脚光
21世紀のサッカー界で「天才」と称され、観る者を魅了する選手は複数存在するが、多くのファンがその筆頭格として元ブラジル代表MFロナウジーニョの名前を挙げるだろう。遊び心に溢れたテクニックで数多くの伝説的な瞬間を生み出してきたが、リーガ・エスパニョーラ公式インスタグラムは11日に1本の動画を投稿。驚きや魔法使いを示す絵文字とともに公開されたのは、ロナウジーニョの必殺技の一つである“エラシコ”で相手DFを無力化したシーンだった。
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「On This Day」として投稿された映像は、2004年1月11日のリーガ第19節サラゴサ戦(3-0)でのワンシーン。バルセロナでの1シーズン目で驚異的なパフォーマンスを発揮していたロナウジーニョは、この試合でも先発すると前半終了間際にPKで1ゴールを決め、2-0として後半を迎えていた。
そして伝説のワンプレーが飛び出したのは後半15分だった。サラゴサ陣内の深い位置からのクリアボールを、相手DFルイス・カルロス・クアルテーロがトラップミス。背後にいたロナウジーニョが素早くボールを回収すると、ゴールを背にしたままペナルティーエリア内から左サイドにボールを運んで反転し、間合いをはかりながらマークについたクアルテーロと正対した。
すると次の瞬間、右→左と素早くボディフェイントを入れながら、まるでボールが右足に吸いつくような“エラシコ”を披露。完全にクアルテーロの逆を取って縦へ突破したロナウジーニョは、左足でクロスを供給した。最終的にこのボールは逆サイドの元スペイン代表MFルイス・ガルシアが折り返し、走り込んだ元アルゼンチン代表FWハビエル・サビオラがシュートを放つも、相手GKのセーブに遭ってゴールならず。だが、見事にチャンスメークしたこのロナウジーニョの美技は、伝説的なワンシーンとして語り継がれている。
この動画が公開されると、コメント欄はファンからの称賛の声に溢れ、「神」「真の魔法」「足にボールを持つ天才」「クール」「最高!!!」「滑らかだ」「魔法によって発明された」といった言葉が並んでいた。そのエラシコのキレ味は、16年が経過した今見ても驚異的。“天才”ロナウジーニョの偉大さを改めて感じる映像となっている。