VARは解剖学? 伊メディアが現在の運用を批判「些細なことを検出するための行動も…」

VAR判定により際どいオフサイドによるゴール取り消しが相次いでいる【写真:Getty Images】
VAR判定により際どいオフサイドによるゴール取り消しが相次いでいる【写真:Getty Images】

「論理的なシステム」と存在自体は認めつつ、厳密すぎるオフサイドの適用には批判的

 今季からイングランド・プレミアリーグでも導入されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)は、来季からJ1での導入も決定されてますます身近なものになっているが、あまりにも際どいオフサイドによるゴール取り消しも相次ぐ。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、「サッカーはもはや解剖学になった」と批判的だ。

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 オフサイドポジションの判断は、競技規則上では腕を除く攻撃者と守備者の最もゴールに近い位置で規定される。もちろん、そこには1本の線が引かれることになり、わずかでも攻撃者が前に出ていればオフサイドポジションにいると見なされる。

 それでも、記事では「人間の目には見えないようなオフサイド、仮想のラインを引いて顕微鏡で見比べるような作業の末にゴールは取り消される。“通常のサッカー”であれば認められるべきゴールが取り消される事態に私たちは慣らされている」と、VARの登場によって起きた変化を論じた。

 そもそものVARの意義については「明白な問題を解決するために生まれた論理的なシステムである」として、存在そのものを否定しているわけではない。一方で「すべての攻撃アクションに介入することで、生体的な解剖を行う。サッカーはもはや解剖学になった。頭や足、膝のほんのわずかな先端部を検証する。そこでは深刻な見落としが正しく修正されるが、些細なことを検出するための行動も取られる」と、スロー再生とストップモーションを駆使してあまりにも厳密な検証を行う現在のオフサイドVARの運用を批判した。

 先日には欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンダー・チェフェリン会長が、「ほんの数センチのオフサイドは見逃されるべき」と発言して物議を醸した。様々な場面で主審の主観的な判断が尊重されるサッカーにおいて、ボールがラインを越えたか否か、オフサイドポジションにいるかどうかには、明確な正解と不正解が存在する。ゴールラインテクノロジーの導入は多くのサッカーファンに好意的に受け入れられたが、VARに関してはいまだ過渡期にあると言えそうだ。

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