イニエスタ、バルサ時代の伝説弾を母国紙で回想 「すべてを意味するゴールだった」
08-09シーズンのCL準決勝チェルシー戦、残り1分で決めた劇的弾にフォーカス
ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、Jリーグ在籍2シーズン目となった今季、世界レベルのプレーを見せてベストイレブンを受賞した。バルセロナ時代に世界の頂点を極めたMFに、スペイン紙「ラ・バングアルディア」がインタビューを敢行。10年前に決めた「特別で印象的なゴール」を掘り下げている。
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イニエスタは2018年夏、バルセロナから神戸に加入。2シーズン目となる今季は途中から主将も務めるなど、名実ともに中心選手として活躍した。J1リーグ戦では23試合出場6得点を記録。数々の記憶に残るプレーを披露し、優勝した横浜F・マリノス、2位のFC東京以外からは唯一、ベストイレブンにも選出された。天皇杯ではベスト4に残っており、クラブ初のタイトルを懸けて21日には清水エスパルスと準決勝を戦う。
そんななか、「ラ・バングアルディア」はバルセロナが史上初の“6冠”を達成した2008-09シーズンに着目。親友のDFダニエル・ハルケ(元エスパニョール)の急死を乗り越え、中心選手として活躍したイニエスタに当時の思い出を尋ねている。中でも、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝チェルシーとの第2戦、残り1分で決めた劇的なゴールは今でも語り草となっており、イニエスタは次のように表現していた。
「個人レベルで言えば、すべてを意味するゴールだった。これはいつも言っていることだよ。特別で、印象的なゴールだ。とても誇りに思っているし、あのゴールがクラブにとって何を意味していたのかも分かっているからね」
さらに、6冠の偉業を達成したジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)との日々についても回想。「僕たちは毎日のトレーニング、そして試合を楽しんでいた。素晴らしいシーズンだったよ。監督はあらゆる形で僕らをサポートしてくれたんだ」と絶賛している。
インタビューの最後には、「当時のチームがキャリアでも最高のチームか?」と問われ、「そういう形で比べるのはあまり好きではないんだ」と前置きしつつ、「一つ言えるのは、僕のキャリアにおいて、子供のように楽しみながら素晴らしい時間を過ごした時期だということだね」と答えたイニエスタ。10年が経過しても、栄光の日々は一切色褪せることがないようだ。