「時代が変わった瞬間」 ネイマール、確執カバーニに示した“一流の振る舞い”に英脚光
ネイマールがカバーニにPKを譲り渡した場面が話題に 2年3ヶ月前はPKを巡り関係に亀裂
パリ・サンジェルマン(PSG)は現地時間11日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第6節で日本代表DF長友佑都の所属するガラタサライと対戦し、5-0の圧勝を収めた。英メディアは、5ゴール目となるPKの場面で、ブラジル代表FWネイマールは確執が取り沙汰されていたウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニにキッカーを譲り渡した場面に脚光を当てている。
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長友が左サイドバック(SB)を務めるガラタサライの最終ラインに対し、PSGの強力な攻撃陣が猛威を振るう展開となった。前半32分にFWマウロ・イカルディが先制点を奪うと、同35分にMFパブロ・サラビアが追加点。後半1分にネイマール、同18分にはフランス代表FWキリアン・ムバッペがネットを揺らした。
圧倒的な破壊力を披露したPSGだが、話題を呼んでいるのが5得点目の場面だ。4-0で迎えた後半39分、ペナルティーエリア右に抜け出したムバッペが倒され、PKを獲得。ネイマールがボールを拾い、そのままペナルティーエリアに向かうと思いきや、途中出場のカバーニに手渡し、ハグを交わして激励を送っていた。
英メディア「GIVE ME SPORT」は「ネイマールがカバーニにボールを手渡す一流の振る舞いを見せた」と見出しを打って報じ、公式ツイッターでも「時代が変わった瞬間だ」と指摘。両者は、約2年3ヶ月前にPKを巡り、ネイマールがカバーニからボールを強奪したことで、関係に亀裂が生じたと大々的に取り上げられていた。
この日、カバーニがPKを決めた瞬間、真っ先に祝福に駆け寄ったのがネイマールだった。長い月日を経て、2人の間には確かなリスペクトが生まれたことが垣間見ることのできるシーンとなった。