“リバプール南野”はどこで起用される? 英紙が指摘「以前からフィルミーノと比較された」
リバプール移籍が目前に迫る南野 英紙も太鼓判「完全無欠のアタッカー」
ザルツブルクの日本代表MF南野拓実は現地時間12日、リバプールへの移籍で合意に至ったことが英国内でこぞって報じられている。そんななか、英紙「デイリー・ミラー」は「南野はクロップの元、どこで起用されるのか?」と見出しを打って報じ、「この24歳は、以前からフィルミーノと比較されてきた」と、センターFWで不動の地位を築くブラジル代表FWロベルト・フィルミーノのバックアッパー要員として挙げられている。
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ザルツブルクで6シーズン目を迎えている南野だが、世界を驚かせたのはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)第2節の敵地リバプール戦(3-4)だった。要塞アンフィールドで豪快なボレー弾を叩き込み、1ゴール1アシストの大活躍を披露。リターンマッチとなった現地時間10日の第6節(0-2)でも、縦横無尽な走りで決定機を演出するなど、リバプール守備陣を苦しめていた。
英紙「インディペンデント」はリバプールが違約金の設定額である725万ポンド(約10億4000万円)を支払うことで南野獲得の合意に至ったと報じ、英国内では一気に加入のニュースが飛び交った。そんななか、英紙「デイリー・ミラー」は、移籍が実現した際に、南野がリバプールで託される役割について焦点を当てている。
「この24歳は、以前からフィルミーノと比較されてきた。偽9番、背番号10番、伝統的な9番、そしてシャドーにワイドなど、完全無欠のアタッカーとしての能力を備えている。クロップは当初からフィルミーノのバックアップ要員として想定しているはずだが、中盤選手としての素質も見出していくかもしれない」
記事では、現在リバプールの中核を担うフィルミーノのバックアッパーとしての役割を担うことになる見解を示しながらも、中盤で抜擢される可能性もあることを指摘。いずれにしても、縦横無尽にハイプレスを掛ける南野のスタイルは、ユルゲン・クロップ監督の導入する“ゲーゲン・プレス”にマッチすることは間違いないだろう。