「南野以上はいなかった」 ファン・ダイク欺く“バックヒール”に称賛「リバプールは苦悩」
CL王者を相手に再び輝きを放った南野 「イングランド陣内が猛威に晒された」
ザルツブルクの日本代表MF南野拓実は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第6節の本拠地リバプール戦に先発出場。チームは0-2で敗れたものの、南野が欧州王者を相手に見せたパフォーマンスに、海外メディアから称賛の声が上がっている。
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残り1試合を残してグループ3位に位置していたザルツブルクだが、首位に立つリバプールとは勝ち点3差。得失点差で上回っていたため、この直接対決で勝利すれば逆転突破をつかみ取ることができる状況だった。序盤から果敢に攻撃を仕掛けると、前半7分に南野が魅せる。
カウンターからザルツブルクは、韓国代表FWファン・ヒチャンがペナルティーエリア右へ斜めに抜け出した南野へ縦パスを出すと、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクを背負った状態でダイレクトのバックヒールパスを選択。これが走り込んだファン・ヒチャンにつながり、鋭い切り返しから決定機を迎えるも、相手GKアリソンのセーブに遭い、こぼれ球に南野も反応するがモノにするには至らなかった。
南野は前半21分にも、ペナルティーエリア手前から強烈なミドルシュートを放つなど際立ったパフォーマンスを見せたが、これに海外メディアも注目。英メディア「Squawka」は公式ツイッターで、「南野はザルツブルク対リバプールの前半において、どの選手よりも多くのチャンスを生み出した。南野以上にピッチを彩った選手はいなかった」と説明している。
また、米スポーツ専門局「ESPN」の番組「Fuera de Jueg」は公式ツイッターで「ファン・ヒチャンと南野拓実。リバプールが苦悩するペアだ。イングランド陣内が猛威に晒された」と伝えている。試合は0-0で迎えた後半にリバプールに2ゴールを奪われ、CL王者に勝負強さを見せつけられることになったが、南野は欧州王者を相手に再び強い印象を与えてみせた。