マジョルカ久保建英、バルサ戦で“3人包囲網突破”の40mドリブルに絶賛「主人公の1人」
2-5と敗戦も久保は2ゴールに関与、ブーイングを浴びながらも好プレー披露
マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間7日に行われたリーガ・エスパニョーラ第16節の敵地バルセロナ戦にフル出場し、2ゴールの起点となるなどチャンスメイクで存在感を見せた。試合には2-5と敗れたが、後半途中には自陣エリアから力強いドリブルで40メートル近く持ち上がる場面もあり、スペイン紙「AS」は「主人公の1人だった」と称えている。
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試合はバルセロナが終始、主導権を握った。6度目のバロンドールを獲得したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがハットトリックを達成。劣勢のなかで反撃に出たマジョルカも奮闘したが、最終的に大量5失点で敗れた。
そのなかで気を吐いた1人が久保だ。前半20分に自陣エリア内で相手のボールを奪った日本人アタッカーは一気に加速。ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン、オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングによる3人の包囲網を突破すると、力強いドリブルで約40メートルを駆け上がった。最後はフランス代表DFクレマン・ラングレにファウルで止められたが、久保の推進力が際立つワンシーンと言える、だろう。
バルサ下部組織出身の久保は、現地サポーターからブーイングを浴びながらも前半35分と後半19分に自らが起点となってFWアンテ・ブディミルの2ゴールに関与するなど、マジョルカの攻撃を牽引した。
スペイン紙「AS」は「タケフサ・クボは主人公の1人だった」と記し、「日本人がボールに触れるたびにブーイングの標的になった。だが、若きプレーヤーはそれに対して準備ができていることを証明し、どんな時も脅かされず、チーム内で傑出した1人だった」と絶賛している。
結果的にマジョルカは大敗したものの、18歳の日本人MFが見せたプレーは大きなインパクトを残したようだ。