神戸ビジャの“ワールドクラス弾”、Jリーグベストゴールを受賞 「我ながらいいゴール」

今季で引退となるヴィッセル神戸FWダビド・ビジャ【写真:Noriko NAGANO】
今季で引退となるヴィッセル神戸FWダビド・ビジャ【写真:Noriko NAGANO】

6月30日の第17節名古屋戦で生まれた“超一流”ゴール

 今シーズンのJリーグ年間表彰式「2019 Jリーグアウォーズ」が8日、東京都内で開催され、ベストゴールには今季限りで引退を発表しているヴィッセル神戸の元スペイン代表FWダビド・ビジャの一発が選出された。6月度の月間ベストゴールで、6月30日第17節名古屋グランパス戦(5-3)で生まれたもの。38歳になった世界的ストライカーがJリーグで歴史に名を残した。

 今季神戸に加入したビジャは、今季28試合13得点をマーク。そのなかで、ストライカーの“お手本”とも呼べるゴールが生まれたのは、6月30日の神戸対名古屋の前半27分だった。ビジャは左サイドでボールを持った神戸DF初瀬亮の縦パスに反応。完璧なタイミングで最終ラインの裏を取って抜け出し、ボールを収めると、スピードを落とさずに加速した。ゴールへ一直線のビジャは、マークについた名古屋MFジョアン・シミッチを細かいステップのドリブルで翻弄。相手のバランスを崩させ、シザーズも交えながら振り切ると、最後はループでGKの頭上を越してゴールネットを揺らした。

 裏への抜け出しから、正確なタッチのドリブル、引き出しの多いフィニッシュまでが超一流。6月の月間ベストゴールに選出された時には総評に、「ストライカーの能力のすべてが詰まったワールドクラスのゴール」と記されていた。また、選考委員の原博実(Jリーグ副理事長)氏も、「スペースに飛び出すタイミング、抜け出した後の1対1の仕掛け、まるでワルツを踊っているよう」と驚いていた。

 ベストゴール賞を受賞したビジャは、「FWというポジションなので、ベストゴールに選ばれるのは光栄。そういったものも目指しているので、日本にいる間の一つの思い出として賞を受け取れることを嬉しく思います」と喜びを語った。そして名古屋戦のゴールについては、「何度か自分でも見返したが、我ながらいいゴールを決められたというか、自分が今まで決めたものの中でもいいものだし、今年のJリーグの中でも一番いいゴールだったと思う」と自画自賛。そして「願わくば天皇杯でもゴールを決めて、チームのタイトルに貢献したい」と現役最後の舞台に向けて決意を新たにしていた。

 前日7日の最終節ジュビロ磐田戦(4-1)でもJリーグ“最後”のゴールを決めたビジャ。現役生活は残り天皇杯だけ。21日に行われる準決勝の清水エスパルス戦では、どんな技術を見せてくれるのだろうか。

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