神童フェリックス、名DFピケを手玉に取る股抜きが反響拡大 「早期引退に追いやる」

アトレティコ・マドリードのポルトガル代表FWジョアン・フェリックス【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリードのポルトガル代表FWジョアン・フェリックス【写真:Getty Images】

華麗なボールさばきでバルサDFピケを翻弄し、相手は思わず“ラグビータックル”

 アトレティコ・マドリードのポルトガル代表FWジョアン・フェリックスは、現地時間12月1日に行われたリーガ・エスパニョーラ第15節バルセロナ戦(0-1)で相手の元スペイン代表DFジェラール・ピケを鮮やかな股抜きで翻弄。「早期引退に追いやる」と反響が拡大している。

 アトレティコ優勢で進んだ試合は後半に入ると膠着状態になったなか、後半41分にバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがウルグアイ代表FWルイス・スアレスとのコンビネーションからゴール前に侵入し、左足ダイレクトで流し込んで決勝ゴールをマークした。

 アトレティコにとっては悔しい敗戦となったが、意地を見せたのがフェリックスだ。前半32分、センターサークル付近で縦パスを受けたフェリックスは、トラップから素早くボールをコントロールしてチェックに来たピケの股抜きに成功。これには熟練の元スペイン代表DFも腰付近にしがみついてファウルで止めるしかなく、イエローカードを提示された。

 スペイン紙「マルカ」は「ピケをラグビータックルに追い込んだ」と世界的な名DFを翻弄した様子を伝えていたが、スペイン紙「AS」も「ジョアン・フェリックスがピケに決めた凄い股抜きの場面」との見出しで、「ポルトガル人選手はバルセロナのセンターバックに対してこのトンネルを通し、ディフェンダーは目を見張るようなしがみつきで対応。イエローカードの代償を受けた」と動画付きで描写した。

 また、英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は「ジョアン・フェリックスがピケを早期引退に追いやる」と題し、「ポルトガルのワンダーキッドがトップクラスのDFであるピケをサンデーリーグの選手のように見せた」とまるでアマチュア選手かのようにピケを手玉に取ったとしている。

 開幕戦で3人抜きを見せるなど数々のスーパープレーを見せているフェリックスだが、そのキャリアに新たな武勇伝が加わった。

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