韓国エースは「“モウリーニョの男”になった」 新生トッテナムで信頼獲得と母国紙注目

トットナムのFWソン・フンミン(左)とモウリーニョ監督【写真:Getty Images】
トットナムのFWソン・フンミン(左)とモウリーニョ監督【写真:Getty Images】

ソン・フンミンがウェストハム戦で1ゴール1アシストの活躍

 トットナムの韓国代表FWソン・フンミンは、23日に行われたプレミアリーグ第13節ウェストハム戦に出場し、1ゴール1アシストの活躍で3-2の勝利に貢献した。

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 マウリシオ・ポチェッティーノ前監督が成績不振を理由に電撃解任され、新たにジョゼ・モウリーニョ監督が就任したが、この日がトットナムデビュー戦とあって大きな注目を集めていた。

 先発出場したソン・フンミンは、前半36分にペナルティーエリア内にスピードに乗った鋭いドリブルで切り込み、左足のシュートで先制。同43分にも左サイドのタッチライン際から、MFデレ・アリがつないだボールをソン・フンミンが拾い、ファーサイドに走りこんだFWルーカス・モウラのゴールをアシストした。

 韓国紙「朝鮮日報」は、「モウリーニョ体制でチーム第1号のゴールを記録した」とソン・フンミンの活躍を伝えた。

 さらに同紙は「ソン・フンミンはこの日の1ゴール1アシストで、一瞬にして“モウリーニョの男”になった」と、一日で新指揮官の信頼を勝ち取ったと報じている。

 さらに「ソン・フンミンは試合が終わった後にユニフォームを脱ぎ、子どもたちに手渡していた。その姿を見守っていたモウリーニョ監督は、ソン・フンミンが近づいてくると握手をして、背中を叩いた」と、モウリーニョがソン・フンミンの活躍を称える姿についても伝えていた。

 ソン・フンミンがトットナムに欠かせない存在なのは周知の事実だが、モウリーニョ新監督の初陣でアピールすることに成功したのは間違いない。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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