浦和完敗、倒れ込んだMF橋岡と引き起こしたFW興梠 その行為に込められた思いとは?

橋岡「言葉には出さなかったけど…」 興梠「悔しさはあるけど…」

 橋岡はその時のことを「言葉には出さなかったけど、また前を向いてやっていこうという思いを込めてくれたと思う」と話す。一方で興梠は、ACL初出場のシーズンになった橋岡に対して、また少し違った思いを込めていたことを明かした。

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「僕は鹿島(アントラーズ)の時からACLに出ていて、このファイナルまで来るのは簡単じゃないとずっと思っていたので。悔しさはあるけど、ここまで来られるのも奇跡的なことでもある。だから、負けてしまった悔しさはあるけど、胸を張れと。そういう思いで、『倒れるな』と起こしたんです」

 20歳の橋岡は、来年に控える東京五輪のメンバー入りにも有力な存在だ。地元開催での躍進を大会のことは頭にあると話す。それは、この決勝戦を振り返って「半年後にはオリンピックもあるけど、そこでは個でもチームでも、もっと優れた相手とやることになるはず。もっと努力が必要だと感じさせられた。確かに素晴らしいチームが相手だったけど、だからといって打開できない選手では終われない」と、悔しさを次につなげる思いを口にしたことからもうかがわれる。

 試合後に橋岡は、「サポーターが涙を流しているのを試合後に映像で見て、一緒の気持ちで戦ってくれているのを本当に感じたし、終わってから、悔しいのは僕たちだけじゃないのに、温かい声援をかけてくれた」のだと話した。だからこそ「成長して、その声援に応えたい」と、強い思いも口にした。あまりにも悔しい敗戦だったが、いつかこの日のゲームが糧になったと言える日まで、成長を続ける姿を見せてくれるはずだ。

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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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