成績不振で罵声を浴びるファン・ハール監督 マンUが警備の増強を検討

”夢の劇場”に漂い始めた不穏な空気

 マンチェスター・ユナイテッドが、成績不振によりサポーターから罵声を浴びるなどしているルイス・ファン・ハール監督の身の安全を守るため、ガードマンを増員させる可能性が高まっている。英地元紙「サン」が報じている。

 ユナイテッドは未曾有の危機に瀕している。前節ノーウィッチ戦に1-2で敗れ、ボーンマスに続き昇格組相手に2連敗という69年ぶりの屈辱を味わった。公式戦6試合連続の未勝利は2004年3月以来のこと。UEFAチャンピオンズリーグもプレミア勢で唯一、ベスト16進出に失敗した。

 オールド・トラッフォードには今、不甲斐ないチームに対するため息と共に、就任2年目で460億円の強化費をつぎ込みながらチームを浮上させられないオランダ人指揮官への罵声が降り注いでいる。記事によれば、チームの低迷により四面楚歌となっているファン・ハール監督の警備を増強する必要性が高まっているという。

「64歳のファン・ハールは試合中に虐待を受けている。試合終了時にタッチラインからトンネルに向かう際には再び警護された。ユナイテッドが危機的状況に直面し、監督に対する安全面の必要性が高まっている」とレポートされている。フラストレーションを募らせたサポーターが、指揮官に危害を加える可能性も出ているのかもしれない。

 “赤い悪魔”とファン・ハール監督は、まさに正念場を迎えている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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