“代表監督”の本田圭佑、新天地フィテッセでの「望み」とは? クラブ公式に英語で明かす

本田圭佑がインタビューに答えた【写真:Getty Images】
本田圭佑がインタビューに答えた【写真:Getty Images】

クラブ公式インタビューに応じ、心境を語る

 オランダ1部フィテッセは、現地時間6日に元日本代表MF本田圭佑と契約したことを発表した。11年ぶりのオランダ帰還を果たした本田はクラブのインタビューに英語で応じ、心境や抱負などを語った。

 今年5月にオーストラリア1部メルボルン・ビクトリーを退団した本田は、その後無所属の状況が続いていたなか、10月30日にCSKAモスクワ時代の恩師でもあるロシア人のレオニード・スルツキー監督率いるフィテッセの練習に参加。そして1週間のテスト期間を経て、正式加入が決定した。

 VVVフェンロに所属していた2008-09シーズン以来のオランダ復帰。背番号は33番に決まり、来年に向けて、オーバーエイジ枠での東京五輪出場も目指すことになる。フィテッセは現在リーグ5位と好位置につけているクラブ。新天地をフィテッセに決めた本田は現在の心境をクラブのインタビューで明かした。

「興奮しているよ。オランダに戻ってこられて幸せだ。以前オランダでプレーしていた2008年からは長い時間が過ぎているけど、プレーすることを待ちきれないよ」

 本拠地のあるアーネムについての印象も語っており、「大きい街とは言わないけど、きれいで素敵」という。世界のクラブを渡り歩き、ACミランなど強豪にも所属した本田はこの街から再出発を図る。新天地では、ワールドカップ(W杯)3大会連続出場を果たすなど、日本代表としても長きにわたって活躍した経験を伝える立場だと認識しているようだ。

「僕はチームのため、勝利のために本当にベストを尽くしたい。このチームでは年長選手の1人。だからこそ、できるだけたくさん僕が積み上げてきた経験を若い選手に伝えていきたい」

 改めて東京五輪へも「23歳以上のオーバーエイジ枠の選手はたった3人だけしかプレーできない。簡単じゃない。だけど、チャンスはある」と出場への意欲を燃やした。さらに、カンボジア代表の実質的な監督を務めながら現役選手を続ける“二足の草鞋”についても“本田流”の考え方で前向きに捉えている。

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