アーセナルの次期監督は? 英紙が有力候補3人を紹介…メリットとデメリットも分析

(左から)モウリーニョ氏、アッレグリ氏、ミケル・アルテタ氏【写真:Getty Images】
(左から)モウリーニョ氏、アッレグリ氏、ミケル・アルテタ氏【写真:Getty Images】

リーグ戦直近5試合で1勝と低パフォーマンス、就任2年目のエメリ監督に逆風

 アーセナルは現地時間2日、プレミアリーグ第11節ウォルバーハンプトンと対戦し、先制点を奪いながらも後半に追いつかれて1-1のドロー決着となった。リーグ戦直近5試合で1勝という低調なパフォーマンスが続き、就任2年目のウナイ・エメリ監督への風当たりが強まっているなか、英紙「デイリー・ミラー」は次期監督候補3人を紹介。現在フリーのジョゼ・モウリーニョ氏やマッシミリアーノ・アッレグリ氏らの名前が挙がっている。

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 アーセナルは昨季にエメリ監督を招聘し、新指揮官の下で1年目はリーグ5位。またUEFAヨーロッパリーグでは準優勝と結果を残し、まずまずの1年目を過ごした。今季はUEFAチャンピオンズリーグ出場圏内(4位)以上の成績を目指し、夏の移籍市場ではクラブ史上最高額となる移籍金7200万ポンド(約100億円)を費やしてコートジボワール代表FWニコラ・ペペを獲得。補強を敢行し、上位進出を目指してシーズンをスタートさせた。

 だが、シーズン序盤こそまずまずの出だしだったものの、直近5試合では1勝3分1敗と振るわず、低調な出来が続く。また元ドイツ代表MFメスト・エジルとの関係悪化、スイス代表MFグラニト・ジャカのファンへの暴言問題などポジティブな話題がなく、最近ではエメリ監督に対する風当たりも強まっている。

 そんななか「デイリー・ミラー」紙は噂される次期監督候補3人を紹介。指揮官交代になった時に可能性が高い後任候補を取り上げている。

 1人目は、ここにきて一気に名前を聞くようになったモウリーニョ氏だ。これまでレアル・マドリードやインテルなどを率い、プレミアリーグではマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーで指揮。リーグを熟知している点などをメリットに挙げた一方、デメリットについては目標を達成するために多額の資金を費やすのが好きと指摘している。

 2人目は、元アーセナルの選手で現在はマンチェスター・シティのコーチを務めている元スペイン代表MFミケル・アルテタ氏だ。ポジティブな面としては、アーセナルOBで、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で勉強している経験を挙げた一方、ネガティブな面としてはいまだ監督経験がない点を挙げている。

 そして3人目が、昨季までユベントスを指揮していたアッレグリ氏だ。セリエAで6度のリーグ制覇を成し遂げたことを含め、実績では最高レベルの監督であり、世界最高クラスの選手たちをマネジメントする能力にも長けている。エメリ監督と同じくプレミアリーグの経験がなく、就任しても適応までに時間を要するのであれば、交代が得策とは言えないだろう。

 アーセナルの指揮官交代問題。エメリ監督はここからチームを上昇気流に乗せ、周囲の雑音をかき消すことができるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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