出場機会のなかった久保建英、スペインメディアが“課題”を指摘 「チームへの貢献は…」

マジョルカMF久保建英は苦境を迎えている【写真:Getty Images】
マジョルカMF久保建英は苦境を迎えている【写真:Getty Images】

メンバー入り9試合目のオサスナ戦で初の出場機会なし

 4試合連続でベンチスタートとなったマジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間10月31日のリーグ第11節オサスナ戦(2-2)で出番が回ってこなかった。移籍後メンバー入りした9試合で初めての出場機会なし。レアル・マドリード専門メディア「Defensa Central」は、久保の現況について「苦しい時間を過ごしている」と分析している。

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 久保は、前節のレガネス戦(0-1)で1点ビハインドの後半14分から途中出場。少ない攻撃チャンスのなかで仕掛け、ゴールに絡むことはできず、チームも0-1で敗戦した。後半42分には鮮やかなトラップと小刻みなタッチで右サイドをカットインし、カバーに来た相手選手をペナルティーエリア内でさらにダブルタッチでかわしかけるなど、局面打破も狙ったが、決定機となることはなかった。

 この日は4試合連続となるベンチスタート。前半21分にマジョルカがPKで先制するも、後半24分にオサスナに同点とされる。後半30分に相手のハンドによって再びPKを獲得。勝ち越しに成功するも、その2分後に追いつかれ、最終的には逃げ切れなかった。一進一退のゲーム展開でビセンテ・モレノ監督は、後半19分に最初の交代カードを切った。同31分、同36分にも動いたが、久保をピッチに送り出すことはなかった。

 マジョルカ加入後、第3節バレンシア戦(0-2)で初のメンバー入りを果たして以来、初めて出場機会のなかった久保。「Defensa Central」は久保について「苦しい時間を過ごしている」とし「すべてがレールの上で正確に進んでいるわけではないが、日本代表選手は8試合に出場するも、先発は2試合。彼のチームへの貢献はドリブルや個々の突破、素晴らしい技術に限られており、ビセンテ・モレノ監督の下でさらに継続していく必要がある」と、高い技術を認めたうえで、チーム戦術など細部を詰めていく“課題”にも言及している。

 記事の最後では「久保は最も才能のある選手の1人」と綴っており、苦境からの打破を願っている。18歳にとって正念場となっているが、久保はここからどんなふうに這い上がっていくのだろうか。

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