残留争いの浦和、広島に無念のドロー 岩波の今季初ゴールで先制も橋岡が悲運のOG

浦和レッズDF岩波拓也が先制ゴールを決めるも…【写真:高橋学】
浦和レッズDF岩波拓也が先制ゴールを決めるも…【写真:高橋学】

敵地で勝ち点3をつかむかに思われたが、試合終了間際にOGでドロー

 浦和レッズは29日にJ1第31節の前倒し開催でサンフレッチェ広島とのアウェーゲームに臨み、後半30分にDF岩波拓也の今季初ゴールで先制するもオウンゴールで追いつかれ、1-1の引き分けに終わった。

 浦和はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で決勝に進出したことで、J1で残留を争いながら過密日程がスタート。その重要な広島戦に大槻毅監督は23日のACL準決勝第2戦の広州恒大戦と同じスタメンを送り込んだ。一方の広島は、首位の鹿島アントラーズを勝ち点6差で追うホームゲームだけに、どうしても勝ち点3が欲しい試合になった。

 前半は広島がペースを握って立ち上がるなか、浦和は同9分にMFエヴェルトンがパス交換からミドルシュートを放ったが、これが前半の最初で最後のシュート。残り時間は広島が浦和を押し込んでゲームを進めた。そのなかで前半31分にはFWドウグラス・ヴィエイラが抜け出してGK西川周作と1対1になったが、このシュートを西川がファインセーブ。同アディショナルタイムにはゴール前でMF川辺駿にヘディングシュートのチャンスもあったが、クロスバーの上に外した。

 後半に入っても全体に広島ペースの試合だったが、浦和がペナルティーエリア内に押し込まれながらシュートの間際では足を伸ばして決定機を与えず。同22分には川辺がドライブ回転の鮮やかなミドルシュートを放ったが、これもクロスバー直撃でゴールはならなかった。

 苦しい試合展開だった浦和だが、千載一遇のチャンスをものにした。後半30分、久しぶりの攻撃機会を得た浦和はFWファブリシオのシュートのこぼれ球をFW興梠慎三が拾うと、MF長澤和輝にバックパス。長澤は後方から一気に駆け上がってきた岩波にパスを通すと、ゴール正面から丁寧にシュートを狙った岩波の一撃が広島ゴールに吸い込まれ、貴重な先制ゴールになった。

 しかし、試合は意外な展開を見せた。後半43分、広島の攻撃は走り込む味方へのパスが手前の選手に当たってしまうなど混乱したが、その隙間を縫ってMF森島司が前進。森島が出したラストパスの先には広島の選手がいなかったが、必死に戻ってきた浦和MF橋岡大樹の足下に入ったボールは処理しきれずそのままオウンゴール。まさかの同点劇で、試合は1-1の引き分けに終わった。

 浦和はこれで勝ち点を36に伸ばし残留争いのなかで貴重な勝ち点になったが、目前で勝ち点3を逃す痛い結果になった。

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