“代表初ゴール認定”のMF遠藤航が喜び露わ 「取りたいと思っていたので…」
「クロスでしっかり決まった」 チーム全体の攻撃にも好感触
引いた相手から、どう点を取るか。カタール・ワールドカップ(W杯)2次予選、特に相手が守備を固めてくることが予想された10日のホームゲーム初戦となったモンゴル戦で日本代表は大量6ゴールを記録し、2連勝を飾った。
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4-0で迎えた後半11分、待望の一撃が飛び出した。前日練習後、キャプテンのDF吉田麻也(サウサンプトン)は「セットプレーからゴールを挙げたい」とチームの課題の一つに挙げていたが、MF中島翔哉(ポルト)の左コーナーキックからMF遠藤航(シュツットガルト)がヘディングシュートを放った。
「結構、(ゴール前に)ボールが来ていたので、決めたいなと思っていました」という遠藤のシュートは、ゴール前のDF酒井宏樹(マルセイユ)に当たってゴールに決まった。それでも、公式記録では遠藤のゴールと認定された。
代表通算21試合目で待望の初ゴールとなった遠藤は、「若干、(酒井)宏樹くんに当たっていたみたいですけど、僕も触っていたので。とりあえず、僕のゴールになったみたいで良かったです。ずっと取りたい、取りたいと思っていたので、取れて良かったです」と、素直に喜んだ。
自身の初ゴールもあったが、遠藤はチームとして相手の守備を崩せたことにより大きな意味があったと感じているようだ。
「基本的に僕たちがボールを持つゲーム展開で、どう崩していくのか。僕が意識したのは、あまり下がり過ぎないで、しっかり間、間で受けながら、前とのつなぎ役になることを意識していました。あとは(柴崎)岳とのポジショニングは意識してやっていました」と話す。
実際、中盤の底から柴崎と遠藤がサイドにボールを散らせていたことは、この試合のゴールラッシュの要因の一つだろう。
「結構、今日は上手くサイドから崩して、クロスから点が入っていたので、そこはしっかり使いながらやれていたと思います。ああいう相手に対してクロスは有効なので、そこがしっかり決まったのはチームとして大きかったと思います」と遠藤が話したように、この先も続く2次予選で苦戦する場面が出ても、自分たちが立ち返ることのできる快勝となった。