不可抗力!? レアルMFカゼミーロ、疑惑の“エルボードロップ被害”に海外メディア言及
グラナダFWソルダードがカゼミーロの上に倒れ込み、右肘が相手の腰を直撃
スペイン1部グラナダは、現地時間5日に行われたリーガ・エスパニョーラ第8節レアル・マドリード戦で2-4と大敗を喫した。レアルのベルギー代表MFエデン・アザール、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスの今季初ゴールが話題となったなか、グラナダ側ではかつてレアルに所属していた元スペイン代表FWロベルト・ソルダードの“謎のエルボードロップ”が海外メディアで注目を集めている。
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打ち合いの様相を呈した試合は、レアルの元フランス代表FWカリム・ベンゼマの先制ゴールで幕を開け。アザールのループ弾、クロアチア代表MFルカ・モドリッチのミドル弾でレアルが一時3点のリードを奪うも、グラナダも2点を返して反撃する。1点差のしびれる展開のまま最終盤を迎えたなか、ハメスがジネディーヌ・ジダン監督復帰以降では初ゴールとなる一撃を決め、4-2でレアルに軍配が上がった。
そんななか、現地メディアで話題となっているのが後半12分の場面だ。レアルはグラナダのプレスをかわしながらボールを回していたが、自陣センターサークル付近でパスを受けたブラジル代表MFカゼミーロが、ボール奪取に来たソルダードに足を刈られてピッチに倒れ込む。痛みで不意に“寝返り”を打つように回転したところ、ソルダードの足をすくうような形になり、腰付近にソルダードの右肘が直撃。カゼミーロは背中を押さえながら苦悶の表情でピッチをのたうち回った。
レアル・マドリード専門メディア「Defensa Central」は、「テレビでは見られない:カゼミーロに対するソルダードの攻撃」との見出しで決定的瞬間を分析している。
「元レアルのソルダードは、ピッチ上には友だちがいないことを証明した。接触を必要としない危険のないプレーで、“偶然にも”カゼミーロの上に身を投げ出した。これはテレビでは見られないが、SNSで急速に拡散した。悪意があったようには見えないが、ソルダードが意図的に行っているのが分かる。どんな状況であっても正当化されない。幸いなことにカゼミーロは、大きな問題を抱えずにプレーを続けることができた」
ソルダードとしては、カゼミーロに足をすくわれた結果の“不可抗力”と主張したくなるような状況にも見えるが、サンティアゴ・ジェイミー主審は迷わずイエローカードを提示。グラナダ側は最後まで納得できない様子だった。