レアル15歳中井、衝撃左足ミドルにスペイン全国紙も脱帽 「新しい白い巨人の希望」

レアル・マドリード下部組織に所属する中井卓大【写真:松岡健三郎】
レアル・マドリード下部組織に所属する中井卓大【写真:松岡健三郎】

フベニールCで今季初ゴール、スペイン大手メディアも反応「バルデベバスの衝撃」

 スペインの名門レアル・マドリードの下部組織フベニールC(U-17相当)に所属する15歳MF中井卓大が、現地時間9月28日に行われたアラバカ戦(6-1)で華麗なミドルシュートを叩き込んで存在感を示した。スペイン全国紙も「新しい白い巨人の希望」と称賛し、反響は拡大している。

“ピピ”の愛称で親しまれる中井は現在フベニールCに所属し、新たなシーズンを戦っている。フベニールはC、B(U-18相当)、A(U-19相当)の3つに分かれており、その狭き門を突破すれば今夏に日本代表MF久保建英(マジョルカ)が在籍していたカスティージャ(レアルB)が見えてくる。

 そうしたなか、9月28日のアラバカ戦で見事なゴールが生まれた。ペナルティーエリア手前の右サイドでルーズボールを拾った中井は、右足裏を使ったファーストタッチで対峙した相手をかわすと、左足を巧みに使いながらドリブルでカットイン。相手DFに飛び込ませることなくシュートコースを作り左足を振り抜くと、美しい軌道を描いたミドルシュートがゴール左上隅に吸い込まれた。

 レアル公式ツイッター日本語版は、ゴールシーンの動画とともに、「PIPIの今季初ゴールは美しい左足ミドル弾!」と称賛。レアル専門メディアや海外サッカーサイトでも取り上げられていたが、スペイン全国紙「AS」も「バルデベバスの衝撃:新しい白い巨人の希望ピピのゴラッソ」と見出しを打ち、「“ピピ”こと中井卓大はレアル・マドリード・フベニールCのスターの1人だ。彼は15歳で週末にこのゴールを決めた」と伝えている。

 競争の激しいレアルの下部組織で、中井は着実に成長曲線を描いている。

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