3度目のACL制覇狙う浦和、広州恒大と“日中決戦” 大槻監督「覚悟を持ったプレーを…」

浦和レッズの大槻毅監督【写真:轡田哲朗】
浦和レッズの大槻毅監督【写真:轡田哲朗】

中国勢と今大会で3度目の対戦、チームとしての総合力を警戒

 浦和レッズの大槻毅監督は、2日にホームで行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝、広州恒大(中国)との第1戦の前日記者会見に臨み、「大きな声援のなかで戦う責任を伴い、覚悟を持ったプレーを見ていただきたい」と話した。

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 浦和は今季のACLでは、オズワルド・オリヴェイラ前監督の指揮下で戦ったグループステージで北京国安、大槻監督に指揮官が交代して以降では準々決勝の上海上港と、ここまで中国勢2チームを撃破している。その共通点を「強力な外国人選手がいること」と大槻監督は話すが、「上海や北京との比較で言えば、国内リーグでの戦いも見たが、脇を固めるという言葉では失礼なくらい良い中国人選手たちがいる。そうした質の高いチームとゲームができることをうれしく思うし、なんとか上回りたい」と、チーム全体の質の高さを警戒している。

 2017年にACLを優勝した際には、ラウンド16での済州ユナイテッド戦や準々決勝の川崎フロンターレ戦など、第2戦のホームゲームで数々の苦境を跳ね返し逆転勝利したことが話題を呼んだ。しかし、今回の対戦では第1戦がホームになる。ラウンド16の蔚山現代(韓国)戦では、ホームでの第1戦を1-2と落としたことで、第2戦はかなり苦しいアウェーゲームになった(結果は3-0と勝利し逆転突破)。

 それでも大槻監督は「逆に言えば、1戦目が終わった状況でも2戦目で取り返すチャンスがある。初戦にしっかりと準備をして戦って、相手との噛み合わせも肌で感じて、2戦トータルして次のラウンドに進むということを考えてやっていきたい」と、あくまでもトータルでの勝ち上がりに対しての初戦というスタンスを強調した。

 実際に17年にアル・ヒラル(サウジアラビア)と対戦した決勝戦では、第1戦のアウェーゲームを1-1で終えたが、「かなり攻められたけど、向こうの手の内が全部分かった感覚がある」と話した選手もいた。そうした要素もまた、国際大会でのホーム&アウェー方式の対戦では重要な要素だ。

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